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トリュフと言っても、黒と白では大違い!
第二部:トリュフの話

北イタリアのピエモンテ地方にトリュフで有名なAlba(アルバ)という町があり、毎年、この季節に国際トリュフ市が行われ、世界から多くの人がやってきます。
alba1
↑外の露天。後ろは高級ポルチーニ茸(マツタケ科)。

留学時代に知り合いにトリュフのリゾットをご馳走になり、それっきり香りも忘れていたこの頃。
アルバのトリュフはどんなもんだろうと、ずっと気になっていた私。このお祭りのことを知り、10月8日、家族でお出かけすることにしました。「高くて丸ごと買えないだろうけど、トリュフ料理くらいならお昼に食べられるね。わくわく!」なーんて言いながら。

旧市街地に到着すると、たくさんの露天が並び、観光バスも人も溢れ、町が活気付いています。
小さな町なのに、さすが世界の三大珍味の一つ。人を呼ぶのね。
すぐにトリュフ(イタリア語ではTartufo=タルトゥーフォ)を並べている露天に目が留まり、値段はいかなるもんかと、買う気なんかないのに興味本位に近づいてみる。

…なーんだ。意外や意外、5ユーロ(600円くらい)からあるではないですか!有頂天の私。
だって、数万円だと思ってたんだもん。。。

結局、ゴルフボールくらいの10ユーロのトリュフをこの露天で買うことに。
が、この選択、早まった!
他のお客さんがお店の人と話してるのを聞いてたら、ゴルフボールと同じ大きさの白トリュフを買うと60ユーロくらいするとのこと。

がーん!私が買ったのは黒。
トリュフに白や黒があるなんて、その時初めて知った。これって、常識なの?
最初の露天で「わぁー」って盛り上がって飛びついた無知な観光客になってしまったことに気が付く。
やっぱりね。安過ぎると思った。

町中のいろんな露天を見ながら、お昼を食べる目的で入った国際トリュフ市の会場。
入場料一人2ユーロを払って、中に入ると、ぷーん。
これこそ、まさしくトリュフの香り!
(こういう事言うと、日本トリュフ協会「←あるのかな?」とかから苦情が来そうだけど、、、雨に濡れた犬のにおいと言われたら、そうとも思えた)
真っ直ぐレストランへ向かうと、あれあれ?メニューにトリュフ料理がない。
仕方なく、ピエモンテ名物のTajarin(タリィアリン)という生パスタを注文。
とってもおいしかったけどね。何でトリュフの料理がないのかな?と言いながら、食べ終わった頃。

なんと、自分でトリュフを買って、それにかけて食べてる人を発見。
あー、そういうことだったのね(悲)。。。この日、二度目の失望感。

気を取り直して、会場内のトリュフを見て回る。
私が買った黒トリュフの店では、トリュフは外に出てたし、先に量ってあって明朗会計だったのに、白トリュフは香りを守るためにショーケースに入っているし、一つずつの値段の表示がなく、キロ250~300ユーロって書いてある。
(覚えてます?イタリアの食材はキロ売りだって、以前、ブログに書きました)
ゴルフボール一つで、どのくらいの重さだろう?いくらかな?
alba2
そんなことを考えながら立ち止まると、このおじさんが私に「香りも嗅いでいいよ。」と言ってショーケースを開けてくれた。
なんと親切な!もちろん、売る気満々だけど。
おじさんの名前はSciandro Aldo(シアンドロ アルド)さん。

ショーケースを開けてくれたので、近づいてにおいを嗅いでみると、手に取っていいよと言われたので、大きな丸いのを一つ手にとってみる。香りがいまいち。あれ?こんなもんだっけ?
すると、アルドおじさんはすぐに教えてくれた。
「トリュフはね、ワインと同じで、ひとつひとつ香りが違うから、自分の気に入った香りを探すといいよ。これはナメクジがかじった後があるから、きっとおいしいよ。」
そういって、差し出してくれた形の悪い大きいトリュフの香りを嗅いでみると、「わおー!」。
先のトリュフとは大違いの素晴らしい香りがした。なるほどね。
私たちの感動した顔を見ながら、満足げに量りに載せて、値段を見せてくれた。
量りは42ユーロを指していたけど、40ユーロでいいよって勧められた。
万単位かと思いきや、意外に安いじゃないか!数万円って、日本での末端価格かな?日本なら輸入だからね。

「ゆう子!買うのか?」一分間の自問自答。

でも、さっきどうでもいい黒のために10ユーロも払っちゃって騙された感あるし、もともと丸ごと買うつもりで来てないからね。それに、こんなに大きなトリュフ買って、どうやって食べるの?
やっぱり要らないな。

そう思ったところに、一番小さい白トリュフに目が留まり、気になる値段。
あんなに大きいのが40ユーロなら、この小さいのなら買えるかも。。。
念のために、香りも嗅がせてくれた。
おーーー、小さいのに存在感あり!
「このちっちゃいの、いくらですか?」
おじさんが量りに載せると、なんと!
小さすぎて目盛りが動かない。つまり1gにも満たないということ。

「おじさん、これ売ってって言ったら、いくらで売ってくれる?」
おじさんは少し考えて、笑いながら
「じゃあ、1ユーロでいいよ。」と言ってくれた。

ばんざーい!初の白トリュフ、1ユーロで買いましたよ。
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↑なんかの糞じゃないですよ!トリュフ。
この大きさの違い。黒はゴルフボールくらいだから、これで白の小ささが分かる。


一週間以内に食べてと言われたので、早く食べた方が香りが強いってことです。
で、翌晩に作ったのが、白トリュフのリゾット。
alba4
本当は一人5g削って乗せるところ、1g弱を二人で仲良くリゾットに乗せて味わう。
うーん、さすがの白トリュフ!
いろんなリゾットを作るけど、白トリュフはやっぱり傑作だった(「蛙のリゾット」もかなりおいしかったけど)。

それに引き換え、翌々日に作った、黒トリュフとチキンのパイ包み。
とってもおいしかったんだけど、ほとんどトリュフの香りがない。
たっぷり一人5g削って、香りを逃がさないようにパイに包んだにも関わらず、なんてこと(怒)!
そのまた次の日もロールキャベツの上にスライスしてみたけど、あってもなくても変わらないような…。

黒トリュフ料理、最終日は「Tajarin al tartufo」タリアリーニの黒トリュフバターソース!
Tajarinを手打ちで作って、残りの黒トリュフを全部、おろし金で擂ってのせ、トリュフと相性のよいバターであえてみた。
こんなシンプルな料理で、やっと、かすかな香りが感じられた程度。
これが10ユーロか。
いくら安くても、なんだかお金を道に捨てた感じがして、まったく納得がいかない買い物だった。

それに引き換え、白トリュフ!
たった1ユーロで最高の香りと味がして、幸せな食卓でした。
来年は「白」のみ!
もちろん、アルドさんのお店で。

最後に、プロから聞いた黒トリュフと白トリュフの違いと買う時のコツ(←これ、先に調べてから行くべきだった。反省。):
1.黒は一年中採れるが白は秋から冬のこの時期のみで、採れる場所も少ない。よって、貴重。
2.香りが強く、硬くしまったものが良い。真空パックはおいしくないので買わない。通常は紙袋に入れてくれる。
3.香りは各々違うので、確認して気に入ったものを買う。
4.買ったトリュフの質を診断してもらえる「国際トリュフ市」で買うと、香りが後付けされた「コピー商品」のようなものを買わされるリスクがない。
だそうです。

食にまつわる記事、第三部はポルチーニ茸。
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(非公開コメント受付中)

No title
何でもそうですが本場で味わってみたいという願望があります。この時期に休みを作ってイタリアまで行くことも検討したことがありますが、もしできたとしても今のところ9月の連休が精一杯で白トリュフには早すぎですね。でも検討しているだけではどんどん年をとりますので絶対10月にトリュフを食べに行くぞ~~~~~~と思っています。
Re: No title
本物に出会うとおいしさがよく分かります。秋はワイン、トリュフ、ポルチーニ!!!いつか、ぜひ、奥様とおいしいものがいっぱいの秋のイタリアへ!
プロフィール

ソプラノ歌手 ゆう子

Author:ソプラノ歌手 ゆう子
音楽活動やイタリアでの暮らし、各地への旅の思い出を綴ります。が、更新は時々ですので、みなさんも時々訪れてみてください。

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