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2010/12
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イタリアの国立病院での出産レポート ③「27時間後の決断」
日付が変わり、12日になりました。
数週間前に無痛分娩の麻酔について説明を受けていた私たち。
私自身は耐えられるものなら麻酔は使いたくないと伝えてあったのだけれど、長期戦になってきたこととモニターの数値が最大の100を超える激痛に、医師が「麻酔打とうか?」と言ってくれ、私もさすがに折れた。

麻酔は下から2番目と3番目の腰椎の間、わずか3mmのところにカテーテルを挿入するという職人技。
針を刺す瞬間は少しだけちくりとするけれど、陣痛の痛みに比べたらなんてことはない。
この針を刺す時、決して動かないようにと言われたので、私は言われるとおり微動だにしなかったのに、ベッドに座る私の前に立ち、肩を動かないように支える看護婦さんが、もう一人の看護婦さんと世間話をしながら途中で手を離したりして私を揺らすので、麻酔技師の先生に「難しい仕事をしてるんだから、動かないで!」と私が怒られた。
私のせいじゃないよ!全く、もう。。。

麻酔液を投入すると、5分くらいで痛みが少しだけ和らいでいくのが感じられた。
「2時間くらい効くはずだから。」
こう言われていたのに、1時間くらいすると次第に効能が消え、痛みの波が戻ってくるのが分かる。
なぜこんなに早く切れるのか、お医者さんたちも不思議がっていたが、モニターで私の激痛の様子を見て納得。

午前4時ごろまで、約1時間おきに麻酔を繰り返し打ってもらう。
その間も内診は続き、まだ子宮口が4cmのままだと確認される。

「どうやら止まっちゃったみたいだね。」陣痛促進剤も打ってみましょう。
「これが自然分娩の最後の頼みの綱でしょ?」
「大丈夫。この薬、効くから。」

手首につけたカテーテルから促進剤を投入。
1時間ほどして内診。
「ダメだね。ちょっと超音波で子どもを見てみようか。」

「あーーー。頭の大きさ9.5cmか。結構大きいね。しかも、反対向いてるよ(反対向きはバックレイバーと言って普通の陣痛より痛みもひどいとのこと)。赤ちゃんは普通、地面を向いて生まれてくるんだけど、この子はまだ天を向いてる。回るかどうか、もう少し様子を見てみましょう。」

さらに30分後の朝5時30分。
痛みの始まりから丸1日と3時間が経過してしまった。
ステーファノの顔も疲労、眠気と不安で青白くげっそり。

もう一度、超音波で子どもを確認。
「どうやら回る気配はないね。このままだと赤ちゃんがうまく出てこられないし、促進剤を打って回るまで待ってても、産まれるまでにはまだまだ相当な時間がかかると思うので帝王切開しようと思うけど。」
私「・・・。残念だけど、仕方ないですね。」
ステーファノは長ーーーい待ち時間から開放され、少しホッとした様子。

そんな訳で、27時間耐えた痛みの末、避けたかった帝王切開という結末となってしまった。

「帝王切開、始まるよーーー。」医師たちがそわそわと準備を始め、手術室へ集まってくる。
私はビニールの帽子と手術用の白いブラウスを渡され、激痛の中、手術台へ。

続く・・・。
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ソプラノ歌手 ゆう子

Author:ソプラノ歌手 ゆう子
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